ライバル ほぼ日 永田くん

わたしのこころのライバルは、ほぼ日の永田くんです。
あーもちろん永田くんはわたしのことはしりません。
永田くんは糸井さんの言葉を編む人です。
わたしも、こっそり糸井さんのことばを編んでいたりします。
こっそりです。実にひそかにです。
だから、かるくジェラシー…永田くんに…


永田くんと、机をならべて仕事をしてみたい。
と夢みたりしてます。

そんな永田君が編んだ、糸井さんのこの春の新刊。
予想外に2冊同時出版。
うれしい裏切り感、さすが永田くんです。



ちいさい言葉シリーズ
「夜は、待っている。」
はじまりを感じさせることばがたくさんだって思いました。
酒井駒子さんの装画がステキ。


夜は、待っている。 (Hobonichi books)

夜は、待っている。 (Hobonichi books)




やさしくふかく こころに響きます。

=いい考え=
すっすっすっと流星群のように、
「いい考え」が降ってくるときがあるんですよね。



考えても考えても、「いい考え」にはならない。
「感じる」ことができたら、「いい考え」が生まれる。
「気持ちいい」でも「不自由だ」でも「めずらしい」でも
「うれしい」でも「きれいだなぁ」でも、
そういう「感じ」がものすごく小さな、
ピンポイントの枝の先に止まっていることがあるんです。
大きい「感じ」や経験済みの「感じ」や、
みんながよく語る「感じ」の他に、
「んっ」って思う「感じ」を感じられたら、
それはもう「はだかの赤んぼう」のような
「いい考え」なんです。



散歩したり、お風呂に入ったり、新しい仲間に会ったり、
旅に出たり、すっごく困ったりすると、
「感じ」が見つかりやすくなるんですねよね。



”Don't think Feel!"

 



いままでの小さいことばシリーズのなかから、若い人へ再編集された1冊。
松本大洋さんの装画がタイトルにとてもあって、うごきのある絵すてき。

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)




対話することのたいせつさを強く感じる1冊です。
じぶんとじぶん、じぶんとだれか。




=このボールを投げたい=
どんなに強く言ったとしても、
なかなかわかってもらえるものじゃない。
それは仕方のないことなのである。
しかし、仕方のないことで済ませていたら、
ぼくのなげたいボールは、永遠に、
向こう岸まで届かないということになる。
それでも、ぼくはこのボールを投げたいのだ。
投げたボールが、みんなのところを転がって、
そこでまた、新しいたのしみの輪がひろがっていく。
そんなことを夢みているわけだ。

=商いという遊び=
「おもしろい」ということと
「食えてる」ということが、
さらに希望のある「おもしろい」につながるんだよ。


一番好きなのは、「手を伸ばす」
伸ばした手が、あなたからの手と結べますように。




糸井さんの言葉がすきなのか、
永田くんの編んだ糸井さんの言葉がすきなのか、
ときどき、わかんなくなることがある。(笑)