関係性
ドイツパンのお店に、ライ麦パンを買いに行きます。
ここのライ麦パンは、ライ麦が55%くらい入っていて、
野菜やレモンやチーズとの相性がよく、サンドして仕事に持っていきます。
今日は、お店のパンはほとんど売れていて、
いつものライ麦パンもなかったので、ブドウパンを手に取ったとたん、
お店の奥から、パン職人クンが飛び出してきて、
「いつものライ麦、あと5分で焼き上がりますが…
どうしましょう。待っていただけますか?」
ほんと、びっくりした。
いや〜なんか、うれしくない?うれしいよ〜。
ライ麦パン好きな自分を、覚えてくれて声までかけてくれて。
チャンスを逃さない一言。とても大切。
でもこれができる人ってなかなかいないですね。不思議なことに。
人と人とのつながりを大切に日々過ごしていれば、
当たり前に出来るコミュニケーションなんですけれど。
関係性を大切にするお店って、いいなと思います。
nendo/佐藤オオキさんも関係性を大切にしている方
ウラからのぞけばオモテが見える (佐藤オオキ/nendo・10の思考法と行動術)
- 作者: 佐藤オオキ,川上典李子,日経デザイン
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/10/17
- メディア: 単行本
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本文中より
「『デザインとは花束をプレゼントするようなもの』という名言が
ありますが、これは、単に相手のリクエストに応じるのではなく、
観察や理解を通じて『相手が本質的に求めているもの』を予測して提供する、
そのようなデザイナーとしてあるべき姿を『花束を贈ること』となぞらえた言葉です。
この言葉に共感しつつ、我々のこの手法は、別の意味で花束やブーケにちかいのだと思います。
1輪でも美しい花が束になることで、別の美しさが出現する。そんな感じでしょうか」
今年は、じぶんの好きな植物と暮らしの関係性を深める雑誌がたくさん、
出版されましたが、この本のガーデナーと取材者の関係性がとてもステキでした。
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2014/07/19
- メディア: 雑誌
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地球上には、有名なガーデナーがいらっしゃるのだなと、
今年のこの種の本で、学びました。
細やかで奥深い取材に、
何度も噛み締めるように読みました。
この取材者の方も植物に関して知識ある方なのかしら。
そちらにも興味わいてしまう。
イギリス ウォラートン・オールドホール・ガーデン
ヘッドガーデナー アンドリュー氏の言葉
「植物を育てるのは子供を育てるのと同じで
愛と情熱をもって必要なときに必要なものを与えていく、それだけさ。
よい愛情には彼らはよい答えを返してくれる。〜中略〜
時々、どうしたらこんなふうに植物が維持できるかって聞かれるけれど、答えに詰まるよ。
スキルなら教えられるけど、
愛し方というのは人には教えられないものだからね」
MERRY+HAPPY!