本まみれ

北海道大学の山岸先生の最終講義が東京であるということを「ほぼ日」で知って、いってまいりました。
3月のことです。

信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム

信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム

この本わたしにとってはハイレベルで、なかなかむずかしく
先生の講義を聞くのが、
理解を進める一歩かなと思って。
もすこし、わかりやすい本が、こちら。な〜んとなくの理解が、先生の講義をきいて学び、感じた1日でした。


この最終講義の会場が竹橋の学術会館というところで、神田神保町の古本街に近く。
岩波、小学館集英社と出版社の本社ビルが立ち並ぶ場所でした。
ああ〜ここが小学館、子供の頃お世話になりました。

ここが集英社〜まんがよく読みました。

ああ〜あちらが岩波〜みたいに思わず、写真とっちゃいました。
出版社って、ちょっと憧れなので、感激……
本のまちってエネルギー感じます。
講義後、古本街をぶらぶらと。
目指すは、食とデザイン系古本屋さん。
はじめに入った本屋さんで、最初に目に入った本を直感的に、即購入。

吉本隆明「食」を語る

吉本隆明「食」を語る

吉本隆明さんが亡くなられたばかりだったのと、
娘さんのばななさんの食べるもののステキな描写の素が、
この本のなかにあるかもと思ってもとめました。
それと、吉本さんとわたし自身の接点がなかなかみつけられずにいたので、
神保町の古本街での出会いは、
きっかけをもらった感じでした。
ご自分の生い立ちだけでなく、
ご家族、
娘さんのよしもとばななさんのことにも、話がすすんでいます。
吉本隆明さんを知るのに、
ばななさんを通して知るという方法もあるな…


神田の古本街で求めた吉本隆明さんの対話集「食の本」を読みつつ、
吉本さんの娘さん、ばななさんの本を同時読み。
河合隼雄先生との対話本で、
河合先生のばななさんへの深い問いが、
対話の随所で見られ、何度も唸らされました。
ばななさんの話から、お父さんとしての吉本隆明さん
思想家としての吉本隆明さんの姿が見えるような
河合先生の深い問いと飾らぬばななさんのうけこたえの妙。

なるほどの対話 (新潮文庫)

なるほどの対話 (新潮文庫)


「食の本」で父の話す吉本家、「なるほどの対話」で娘のはなす吉本家
シンクロして、ともに読み進むおもしろさ。
読書にもクリエイティブってあるのねって感じです。
この2冊、ともに2005年出版です。


この神田古本街をともにぶらぶらしてくれたのが、
娘のボーイフレンドで、好いヤツです。
彼が、すすめてくれて買ったのが、神田でしかたぶん買えない本。

神保町公式ガイド Vol.2 (メディアパルムック)

神保町公式ガイド Vol.2 (メディアパルムック)

表紙が、ピースの又吉くんで、
「又吉って読書家で有名ですよ。」って教えてくれた。
ふ〜ん、お笑いで読書家でイケメンじゃん。
神田古本街のいろいろな店舗の紹介もあっていい本でした。
日曜日は、お休みの店舗が結構多くて、
この本で、行けなかった店舗にもおじゃました感じでした。