気持ち想像力

Googleのサービスの中に、ノートブックというサービスがあって、
画像、text,などなど『興味あるもの』『忘れたくないもの』は
なんでもtagつけてそのまんまほおりこめる
わたしにとっては、超便利なサービスだった。
しかしgoogle+ができて、
よりシンプルに、いろいろなサービスを共有して使えるようになった方がいいよね。
という意味で、似通ったサービスは整理されると
Googleさんよりお知らせがあった。
そんなこんなで、超便利につかっていたノートブックは、
ドキュメントという似通ったサービスにインポートされた。
まだ、新居になれぬ、わたしの旧ノートブックを整理しつつ、
集めたことばのいくつかを。




Honda Magazine 2011モーターショー特別号
『気持ちいい 未来はそこから生まれる』 より

かつて本田宗一郎は、こういいました。


私は研究所におります。
研究所で何を研究しているか。
私の課題は技術じゃないですよ。
どういうモノが人に好かれるか、という
研究しています。



Hondaの研究所は、技術ではなく
『人の気持ち』を考えています。


特別号では、何を研究している?との問いに、研究員のみなさんは
『気持ちいい』『楽しさ』『笑顔』『思わず振り向く』
『他社との比較でなくHonda独自の』
『人の視覚や触感をいつも考えて』という
『人の気持ち』をいつも想像しながら働いている
ひとりひとりの言葉が語られています。
やっぱりHonda DNA!




上杉周作さんのtwitterより

アップルで働くまで、イノベーションというのは
「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。
でもそれは違って、イノベーションというのは
「未来にある普通のものを作ること」なのです。
この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。


ジョブズはもういないけれど、
アップルの想像力が
どうか、今後もこの星にと願うばかりです。

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

1968年公開の映画『2001年宇宙の旅』(2001:A Space Odyssey) からの1シーン,
二人の宇宙飛行士がテーブルの上に置いたタブレット状の端末で
動画を観つつ食事する場面に
iPadのようなタブレットがでてきます。
この映画がすごいのは、1968年に宇宙を想像し
デザインし表現したところだと思います。






内田樹氏 妄想の効用より

想像したことが実現するのではない。
想像していたからこそ、実現したことがわかるのである。
真理というのはあらかじめ存在するのではなく、構築するものなのである。
宿命もそうである。
それは自由に空想する人の身にのみ到来するのである。
そして、人間がその心身のパフォーマンスを最大化するのは、
「私はいま宿命が導いた、いるべき場所、いるべき時に、いるべき人とともにいる」
という確信に領されたときなのである


『存在するのではなく、構築する。』想像していく意志が
現実をつくる。




岸 勇希 さんのtwitterより

「整理」という作業は、その状態を静的に処理すればよいというわけではなく、
整理したものを次に使う状態の想像、人に説明するときの想像、変更する際の想像など、
時系列を意識した動的思考になるため、最も思考量が問われる。
だから人は複雑な状態をシンプルに整理された図や言葉に魅了される。


整理がすべて。その「整理」という作業を
『時系列を意識した動的思考』ということばにできる、
岸勇希さんってさすがです。
「考える+想像」があってこそ伝わるんだ。


ANDADURA山本さんのBlogより

好きなプロダクトデザイナーのカスティリオーニさんの言葉にこんなものがある。
「良いプロジェクト(デザイン)とは、自分たちの功績を後世に残そうと
する野心から生まれるのではなく、あなたたちがデザインをした物を
使うことになる見ず知らずの人々とほんの些細なことでもいいから
経験を取り交わそうという、その気持ちから生まれるのです。」

アキッレ・カスティリオーニ自由の探求としてのデザイン

アキッレ・カスティリオーニ自由の探求としてのデザイン


『良いプロジェクトとは、ほんの些細なことでもいいから
経験を取り交わそうという、その気持ちからうまれる』
きっとなにごとも、そこから始まる。