Cry with a Smile

桜はきっと去年と変わらず優しい。
でもいつもとちがう感情が伴う。
3.11から1ヶ月。


桜を見たかえり、電車を待つ時間に、
となりに座ってギターを弾いていた高校生の男の子と
上を向いて歩こうを祈る気持ちで口ずさんだ。
サングラスしてたからよかったけど、涙。
『みんなの心に届くような歌をたくさん歌ってね。』と話して別れた。
今、自分のそばにある一期一会をたいせつにしたい。
知らない人との一瞬のキズナをも大切にしなければ、明日の自分などない。



毎年、春に出版される糸井さんの1年の言葉をまとめた本。
今年の本は、とても楽しみにしてました。
今年1年の糸井さんと、私たちの距離はずっと近くなったから。
伸ばした手が、あなたからの手と結べますように。
も入ってました。うれしい。

羊どろぼう。 (ほぼ日ブックス #)

羊どろぼう。 (ほぼ日ブックス #)




本文中より




祭りの人混みのなかで、
ぽつんと降ってきた雨粒に気がつくようなね、
そういうことがやりたいんですよね。

「なにはともあれ明るくしている」ということが、
どれだけ大きな力になることか。
暗くしていて時間が戻ってきたりするなら、
それもいいんでしょうけれどね。
どうにもならないことでも、
明るくしていたほうが、うまくいくと思う。
ジョニー ウィアーも言っている……。
「Cry with a Smile.」
泣いてるときも、笑顔で。