伝える魂

感激屋なのかもしれません。
ちいさなことばのキャッチボールができたとき、
それはもう、とてもうれしい。
共感というキズナが生まれるから。
そのキズナは、
ちいさな物語となって、
心に残り、
次の物語につながる。



ことばって不思議。
糸井さんが、小説ラジオ
ust中継で「一語一義」の人が増えてるって話してました。
私の感じている、コミュニケーションも、
「一語一義」の人からみれば、
ただのことばにしかすぎないかもしれないけれど、
そのことばの持つ意志やニュアンスを感じることのできる人にとっては、
全くの別もの。そのことばを発した意味を想像することから、
また、次のストーリーが生まれてくるのです。


うれしいよ、ありがとう、気持ちをことばにして伝える魂、
これきっと必要。
心で思うだけでなく、伝える行動が次につながる。
枝葉の感性も、伝えることで幹となる。
そう信じてるんですけど、甘いでしょうか。







本文中
第6章 思考のフローより
言葉の使用を通して我々の生活を高めるのにより実質的で可能性のあるのは、
現在では失われた会話の芸術である。
過去2世紀余にわたって功利主義イデオロギーは、
話すことの主要目的は有用な情報を伝達することであるということを我々に確信させてきた。
かくして現在我々は、実際的な知識を伝える簡潔なコミュニケーションを重視し、
それ以外のものをつまらない時間の浪費と考えてしまう。
その結果、人々は目前の関心に基づくか特殊な範囲の、狭い話題以外のことを、
互いに話すことがほとんどできなくなってしまった。
中略

会話の主要な機能は、ものごとを達成することではなく
経験の質を高めることなのだから

心理学者M・チクセントミハイ氏のフロー理論の本です。
むずかしいけれど、
哲学と心理学と歴史と文学と芸術と
たくさんを知り、学ぶことができます。
本当にむずかしく、
何度も何度も読み直すので、
なかなか全文を読み通せません。

生き生きとした生活を送るこのような人々は多様な経験に対して
自分の心を開いており、
死を迎えるその日まで学び続け、他者や自分の生活環境と強い結びつきをもち、
それらに自分を委ねている。
彼らは退屈なこと困難なことですら、自分のしていることすべてを楽しみ、
退屈することはほとんどなく、
彼らの行く手に現れるどのような困難をも平然と乗り越えていく。
おそらく彼らを支える最大の力は、自分の生活を統制しているということである。

フロー理論を知ったのは、2年前EQこころの知能指数
の本のなかで。
ようやく今、フロー理論を読み始めました。
ボジティブに生きる理論だと思います。



言葉は心の容量を拡大する。



こんな本文の言葉が、ポジティブに生きよという
希望を
もたらせてくれます。


会話って『経験の質』を高めるんですって。
『経験の質』 ですかぁ。
なんかいいですね。
あなたとの会話で『経験の質』が積み重ねられる。
したいな。会話。たわいのない会話。
あなたと。