ものごとを包括的にとらえる資質
本を読んでいると、違う分野や書かれた時間の違う、たまたま読んだ複数の本に
「表現や現象は違うけれど伝えたい意味は同じだ。」と感じることが何度かあって。
それぞれの適切なタイミングで適切なものに出会えた幸運もあるけれど。
この不思議な感じ経験したことはありませんか?
まったく違う場所でそれぞれの見ている点が重なるところを、
自分なりに理解し編集し、
新しい思いや観点を創っていき、また次の出会いに繋げる。
違う角度から考えるという習慣を身につけよう、
やわらかい思考を大切にしようと思ったりするんです。
Google MYリーダー
の記事シェアで「フラーの世界観をどうぞ」とのコメントから”読みたい”と思った本。
20世紀を代表する技術家バックミンスター・フラーは、地球を一つの宇宙船と捉え、
エコロジームーヴメントやインターネット的思考を生むきっかけになった。とあります。
フラーの世界観にも、自分に必要だから出会ったのか、
適切なタイミングで自分の元に訪れた1冊だと思っています。
第1章 ものごとを包括的にとらえる資質
本文中より
おとなになるにしたがって生まれてくる偏狭さとは反対に、
自分たちが抱えているできるだけ多くの問題に対して、
できるかぎりの長距離的思考をつかってぶつかっていくということに、
私はできるだけ「子供じみた最善」を尽くしたい。
新しく生まれた命はつねにものごとを包括的にとらえる資質を現すから、
なんで私たちが、自然にわき起こる子供達の包括的な好奇心を無視してきたのか、
そして私たちの正規の教育が近視眼的な専門文化しか導き出せないプロセスを制度化してきたのか、
知りたいと思うわけだ。
- 作者: バックミンスターフラー,Richard Buckminster Fuller,芹沢高志
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昨年11月の内田樹氏ブログ「商品経済から贈与経済へ」の
エントリーがずーっと気になって。「贈与経済」って?
ブログでは、
このエントリーなどに書かれている。
エントリー中より
『贈与者はいつも「送り先」について考えているからである。
というか、いつも「送り先」について考えているもののことを贈与者と呼ぶのである。
手元に金があろうとなかろうと、
誰に何を贈与すべきかをつねに考えている人間だけが「贈与者」の資格をもつ。
それはすぐれたボールゲームのプレイヤーが手元にボールがあろうとなかろうと、
受けたボールのパスコースの無数の可能性についてつねに想像しているのと同じことである。
すぐれた「パッサー」であるためには、パスを受け、
さらに次のプレイヤーに贈る用意のあるすぐれた「パッサー」たちとの
緊密なネットワークのうちに「すでに」あることが必要である。』
脳科学者の茂木先生のブログ「クオリア日記」のエントリー
ほんの小さなことの中にでは、
本文中より
『人間は、自分自身の幸福の量を、孤立したパラメータとして最大化しようとするのではない。
他人との関わり合いにおいて様々な複雑で豊かなやりとりを行い、
その繊細な機微の中で、自分自身の、他人の、そして社会全体の「幸福」を育むべく心を砕く。』
「ギフト経済」とも表現され、そこらあたりの諸々の輪郭をきっちり言葉にできるようになるかなと思って購入。
原書のタイトルは少し違うみたい。原書画像→http://tweetphoto.com/33602978(via @ikeyu)
2年後にはこの言葉も普通に使われているでしょう。
- 作者: タラ・ハント津田大介(解説),村井章子
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最近、すごいアウトプット量で、よく吠えておられる茂木先生と
編集工学の松岡正剛さんの対話集。
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使っているだけでは。知らなくてはねと思い購入、未だ積ん読。
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2年前に出版された本。著者と高弘氏の会話。
「いや、今おこってることは、そういうことじゃないんです。
そんな話じゃないんですよ。どこかが覇権を握るとかいうレベルの話じゃないんです。」
これは強烈でした。
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
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夏の野菜が採れ始た今にぴったりのおつまみ本。ちょいおしゃれなデザイン。
同じ野菜を数種類の料理法で紹介している
きき酒師のおつまみ料理本。日本酒のためのおつまみです。
トマトを使った12品がうれしい。
おつまみ一行レシピ―〓(きき)酒師がつくる (vela BOOKS)
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トマトの季節なので。毎年1冊のトマト本。
今年はトマト本の出版が少ない?
これっくらいしか本屋に並んでいなかった。
ビジュアル的に不満足。おこちゃま本のようで。
でもタイトルはよろしいんではないの。
トマトのおいしい季節になります。
IEat one tomato a day!
が目標の夏です。
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