惹句

ひとりよりふたり

大好きな人達が、結婚する。
今日は、幸せを沢山抱えたあなたに、
コピーライター眞木準さんの、惹句(ジャック)の花束を贈ろう。






胸からジャック。 心にささる一行メッセージのつくりかた。

胸からジャック。 心にささる一行メッセージのつくりかた。




本文中より
「ジャック」という名の出自は、コピーに由来する。
コピーライターが心血を注ぎ、
イメージの総体を封入し描こうと苦吟するキャッチフレーズは、
いささか古い訳語ではあるが「惹句」という。
読者の心を惹きつける、つまりキャッチする句、の意味である。
これを「ジャック」というカタカナにひらいてみると、
あたかも林檎の皮をジャックナイフでむき、
瑞々しい果肉を表出させる鋭利な印象となる。
「うつむく人々」が手中から刻み出すような詩の、
それが名前である。



「惹句」  素敵な言葉。
いろいろな言葉に出会っているが、この本のタイトルで初めて知った言葉だ。



ジャックには簡単だが、大切なルールがいくつかある。
ジャックルール7:真実を伝えるより
ジャックは真実を伝える。
創作ではあるが、捏造ではない。心に映ったもの、
身体に感じたもの、魂を揺さぶったものは、いったい何なのか。
それを自分自身に問いかけて、言葉にする。
自分に嘘をつく必要もなければ、お世辞も見栄もいらない。(中略)
嘘をついたり、こしらえごとをしたりしても、
多くはすぐに嗅ぎ分けられてしまうだろう。
真実は読む人の心におのずとしみわたるものだ。
これはメッセージの普遍である。
ジャックは、胸から胸へと伝わる。




そして、幸せな人達へ はなむけの言葉を選んでみました。
「胸からジャック」の本より有名なコピーライターのみなさんのジャックを…






愛に雪、恋を白。      一倉宏



ロマンチックがしたいなあ。  糸井重里




つくりながら、つくろいながら、くつろいでいる。   林真理子





愛は無断でやってくる。    眞木準




私は、あなたの、おかげです。  仲畑貴志





ひとりよりふたり。       魚住勉