フロー

桑の実ジャムパーティー

今日の1枚は初夏の頃の桑の実ジャムパーティー
桑の実ジャムを介した現実世界のTwitter



今日は、フローの影響する意味と、プロセスの意味を
考えさせられるお二人のwebエントリーをご紹介。


さとなお氏の「フロー型への転換点」より

ツイッターが持っている「決定的にフローな性格」は、
普及すればするほど人の生に影響を与えるだろうし、
コミュニケーション自体も根源的に変えてしまうかもしれない。
もっとレポート的でイベント的で忘却的な何か。

というか、ツイッター的フロー型価値観が普及すると、
たとえばストック型価値観では蔑まれがちなホームレスな人々
(ストックを持たない人々)とかの立ち位置も変わってくるかもね。
フロー型的にはアリでしょ。
じゃあ、そういう時代に「物欲を煽る」ってどういうこと? 
広告コミュニケーションはどうなる?
 
その辺を自分の中でしっかり解決しておかないと、なんだか本業的にも先に進めない感じ。
ホント、先に進めない。もう少しどっぷり浸かって考え続けたい。


さとなお氏のこの文章読んで、ツイッター始めてみました。
たぶん、この文章から、さとなお氏経由で始めた人は多いのではと思います。
フローな価値観とはどういうものなのか、
やはり経験してみないとわからないと思うので。
フローな感じになれていくと、仕事でも生活でもコミュ二ケーションでも
フロー的思考の人が増えるわけで。
何かを伝えたり、教える方法も変化していくだろうな。




もうひとつ、同時期に読んだ印象的な文章を…
いろいろな事を学ばせていただいている
東大准教授 中原淳氏のNAKAHARA-LAB NET
「流れる水」と「燃え続ける火」より
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/08/post_1563.html
 

昨日、経営学者の妹尾 大先生(東京工業大学)に、
妹尾先生の指導教員の野中郁次郎先生がよく口になさる、
という言葉をお聴きした。
名詞」を研究するな、「動詞」を研究するのだ
「川」ではなくて「流れる水」
「太陽」ではなくて「燃え続ける火」

  
「プロセスを研究すること」の機微を言い表している言葉として、非常に考えさせられた。
 僕が見ているのは「流れる水」だろうか、それとも「川」だろうか。

文章中の野中郁次郎先生の言葉はいつも鮮烈な印象で心に響いてくる。
ナレッジマネジメント
の本で知った先生だ。



野中先生の三菱総研倶楽部 私と経営学の中から引用、
http://www.mri.co.jp/NEWS/magazine/club/05/__icsFiles/afieldfile/2008/10/20/20080401_club05.pdf

「知の生態系」には、科学だけで なく、人間観、世界観、大局観が欠かせない。
あらゆるシステムは、つながりを持ちながら深まっていくのであって、
専門特化の中で孤立して生み出されているのではない。
未来はわれわれの狭い知識の中ではなく
流動する関係性の広がりを持つ「いま」で蠢いているのである


フロー、つながる、フロー、広がる、深まるというプロセスに
待ち受けている新体験…
経験し、考え、感じ、聴き、自分の中で再構成し、
変化していく流れを見ていきたい。


NAKAHARA-LAB NETの中原准教授は、
コミュニケーションをもっと双方向、インタラクティブな環境の中にとらえ、
対話(ダイアローグ)の中から学んでいく事を
「大人の学びを科学する」として東大内でLearning barを定期開催されています。
対話についての著書もご紹介。



ダイアローグ 対話する組織

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