ワークショップ

ブレーン 2009年 05月号 [雑誌]

ブレーン 2009年 05月号 [雑誌]


最近、美術館などで、ワークショップが増えているのを
ご存知ですか?
目的と時間と気持ちを共有する作業を楽しみ、
共同作業でのアウトプットは
誰もが予想できなかった楽しい時間と作品を産む。
またその共同作業に参加したくなるといった
リトライの気持ちを育んでいく。
知らない誰かと何かを共同で作る
ケミカリーでドキドキする、
新しい自分発見といった要素のある概念でしょうか。


この新しい流れについて、ブレーン5月号では
「みんなで考えるクリエイティブの新プロセス」
と題して特集を組んでいます。

 のお三方の対談から、


 ●予定調和に進んでいくのではなくて、
  その場その場で立ち上がってくる状況に即興的に
  瞬間的にどう適応していくか、ということを大事にしたい。

 ●周りを巻き込んで楽しいことをお祭りのようにひろげていくことが、
  これからのモノづくりの現場では求められている気がします。


同書、編集部の後書きも心に残ります。

近年、様々なジャンルでワークショップが盛んになっています。
美術館・博物館・学校といった教育の場だけではなく、
企業が新しい取り組みのために行うケースも増えています。
ワークショップが増える理由は定かではありませんが、厳しく、スピードの速い時代。
従来のものづくりが難しくなっていることが要因ではないかと推測されます。 
今号の青山デザイン会議では、ものづくりの考え方、
そしてつくる環境そのものを大きく変える時が来ていることを実感しました。
中略
かねてより「新しい表現は出尽くした」と言われますが、
大きな変革に至らなくても、小さな’新しさ’は誰にでもつくることができます。
いま進めている仕事のプロセスをもう一度見直してみる、
少しやり方を変えてみる、本当に小さなことから、
新しいクリエイティブは生まれてくるのだと思います。

特集の対談で知ったのですが、
ミスチルのPV等のディレクターでもあります
アートディレクターの森本千恵さんの初の個展が
北九州の到津の森動物園で5月31日まで開かれているそうです。
今週4月25日/26日と様々なワークショップが開かれるようです。
近藤さんのアニマネというダンスワークショップも
4月26日今週日曜日に同園内で。

詳細はこちら。到津の森動物園