キズナの12月

まだもう少し忙しさが続くが、
深い集中&集中の続く年末の2週間が終わった。
その2週間に、映画「ハーブ&ドロシー」は上映を終了。
上映3日目の日曜日の朝、サロンシネマさんで映画を見た。
日曜の朝、30人くらい。
ハーブ&ドロシーが芸術家を支え、慈しみ、育て、
自分達もその過程を楽しんでいく。
想像していた映画のストーリーより、
深い信頼やキズナが伝わってきた。




芸術家との会話。
「この一連の作品に、この作品はそぐわないかもしれない。」
という芸術家の一言が、
ハーブの強いwantを生む…
最後には「この一連の作品に、この作品はそぐわない」
というハーブのジャッジに
結局は「そーかな。そーかもしれない。」
と納得してしまう?させられてしまう?芸術家。
ハーブの芸術作品を見る目は、獲物を狙うがごとく。
芸術家の作品全体を俯瞰し、
その作品がその芸術家のどんな過程の作品なのかを大切にする。
まるごと芸術家を見るのだ。
深い理解と愛情。



ものを包む芸術家クリストとジャンヌ=クロードの話もよかった。
ネコの世話をハーブ&ドロシーに頼む代わりに、
作品を譲るなんて。チャーミングなお話。
人と人のキズナと愛を随所に感じさせ、
心を暖かく包んでくれた映画でした。



広島サロンシネマさんには感謝です。
上映を決めてくださってありがとうございました。
わたしのtweetに応えてくださったみなさんにも感謝。
そして、この映画を教えてくださったさとなおさんに感謝。


MY tumblrのpostで今の気持ちにぴったりの言葉があったので。

最近特に思うのですが、自分が人生に対して想像する範囲って、
他の人たちの生き方の幅からしたらずっと狭くて、
そういう自分が知らなかった人生の切り口を見たり聞いたり出来るのって、
ブレイクスルーのきっかけというか、
自分の人生を面白く変えていくきっかけというか、
とても貴重なんですよね。

感謝の気持ちがあちこちに飛び交うこの季節に
おすすめの1冊。
web friendから"深度"をキーワードに紹介された本。
「星の王子様」のサン=テグジュペリの本を
クリスマスに読むっていうのも、
いいかも…

努めなければならないことは、自分を完成する事だ。
試みなければならないことは、山野のあいだにぽつりぽつりと
光っているあのともしびたちと、心を通じあうことだ。


Wish you a Happy Christmas!