哲学と物理学
今日の1枚は7月のトマト。
クライアントのTさんも大のトマト好き。
哲学と物理学の本は
好きな著者の本に必ず出てくる。
そして、17歳の時に暗唱するほど読んだ
ヘルマンヘッセの「デミアン」もまたしかり。
偶然と必然。読まなくては。
まずはニーチェを。
何故ニーチェかといえば、
ほぼ日の木村君のニーチェの
コンテンツを思い出したので。
心ある文章を書く木村君が取り上げた
哲学者ニーチェを知りたい。
それだけの理由で選んだニーチェ。
でも充分な理由です。
木村君はそれだけ信じるに値する人。
(会ったことはないのだけれど…)
入門書として選んだ1册は、
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/06/17
- メディア: 新書
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ニーチェの思想を仕事や生き方の言葉として置き換えてあり、
わかりやすい1册となっています。
本文中より
ニーチェは既成概念や慣習など、人々が当たり前として受け止め、
思考停止してしまっているものを常に疑ってきた。
「他のやり方/考え方もあるのではないか」と
模索しつづけてきた。いわば反逆の思想の提言者だ。(中略)
つまり今不可欠なのは新鮮さで、
いちばん不要なありようは惰性化だろう。
滞ることなく新しいものを生み出す、
クリエイティブな才知が必要なのだ。
ニーチェは反逆者であったが、既成のものをただ腐すのではなく、
それに代わる新しい価値を発見して提示することを忘れなかった。
と著者は述べています。
ニーチェの言葉は
手塚富雄訳「ツァラトゥストラ」(中央文庫)より
『この瞬間を見よ。……
この瞬間という門から、
一つの長い永劫の道がうしろに向って走っている。
すなわち、われわれのうしろにはひとつの永劫があるのだ。』
今この瞬間を必然だと認めるということは、
すべての偶然の堆積こそが必然だったと捉えることである。
すなわち、生の全肯定の思想が生まれる。
「生の全肯定」というとむずかしく響くが、
ことばを換えれば、
「今この瞬間を精一杯生きよ」
ということだ。(本文中より)
ニーチェだったのか。
今を精一杯生きろと言う思想。